「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

実名が明らかになったNGリスト、茶番会見、混乱続く問題

 ジャニーズ性加害問題の余波が続いています。スクープされた「NGリスト」に載っている会社名や個人名の一部が明らかになり、ざわついています。

スクープ!ジャニーズ会見で使用された「指名候補&NGリスト」現物入手&全社名公開! | FRIDAYデジタル

会見を運営したFTIコンサルティングはリストの存在を認め謝罪した一方で、ジャニーズ事務所はリストについての回答を二転三転させている。(出所: FRIDAYデジタル)

「NGリスト」の作成とその関わりについて、それぞれがコメントを発表しましたが、混乱が収束することはなさそうです。「徹底した調査と説明が求められる」、さらなる混乱へと向かいそうです。

 

 

 報道によれば、このリストについて両社が話し合ったのは間違いなさそうです。茶番と揶揄された記者会見もこれに従って進められたように推察できてしまいます。どちらにしても、誠実さのかけらもない、稚拙な対応といっていいのではないでしょうか。

 今の世の中を映し出している事案のひとつなのでしょう。

 タレント出身の「素人社長」....

「SMILE-UP.」社名を変えても“再生”は難しい なぜ日本企業は素人を「社長」にさせるのか:スピン経済の歩き方(1/5 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン

 そうはいっても優れたプロ経営者など、そうざらに存在するものではありません。そうであるなら、こんなに長く日本経済が低迷を続けているはずがありません。

論語に学ぶ

有子曰わく、礼の用は、和を以て貴しと為す。先王の道は斯(これ)を美と為す。小大之に由れば、行われざる所有り。和を知りて和すれども、礼を以て之を節せざれば、亦(また)行なう可(べ)からず。 (「学而第一」12)

 礼においては、「和」が大切である。古代のすぐれた人たちのありかたにおいても、「和」を善しとしている。かと言って、だれもがどの場合でも「和」ばかりになると、礼は乱れてしまう。「和」を活かすとしても、折り目正しく、節をもたなければ、礼は崩れてしまうと、弟子の有子がいいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 聖徳太子も「和を以て貴しと為す」といい、みなが仲良く、いさかいを起こさないのが良いとしています。しかし、この「和」という言葉も、つきつめれば「なあ、なあ」主義のなれあいになっていく危険性を秘めています。

 今回のNGリスト問題からして、今の世の中はもしかして、過剰に「和」を貴んでいるのかもしれません。それゆえ、モラルや秩序が崩れて、おかしなルールが生まれて、混乱続きになっているのではないでしょうか。

 

 

増税メガネ、政治でも

 増税メガネと揶揄される岸田政権が発足してから2年が経過しました。内閣支持率が低迷しながらも、平成以降では5番目の長い政権になったそうです。

【分析】低支持率の岸田政権はなぜ「安泰」なのか

国民やマスコミのみならず、周辺からも「長期的に何を実現したいのかわからない」「首相が何を考えているのかわからない」といった声が上がり続けている。
しかし、不思議なことにこうした厳しい評価にもかかわらず、党内では「岸田おろし」につながりそうな動きは見えてこない。(出所:NEWSPICKS)

 これもまた「なあなあ主義」のもたれ合いということでしょうか。こうした風潮が、人格に欠けるのリーダーの存在を許し、権力の誤用まで許すことになってしまうのでしょうか。

 バブル崩壊以降、ずっと混乱続きといっていいのではないでしょうか。それゆえ「失われた30年」といわれるのでしょう。社会に良い影響を与える一流のリーダーが長く不在だったといってよさそうです。

 

「参考文書」

ジャニーズ会見NGリスト、コンサル会社「配慮に基づく進行は事務所側も了承」…「指名候補記者リスト」も作成 : 読売新聞