「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【君を要せずと曰うと雖も、吾は信ぜざるなり 】 Vol.348

 

子曰わく、臧武仲(ぞうぶちゅう) 防(ぼう)を以て後を為すを魯に求む。君を要せずと曰うと雖(いえど)も、吾は信ぜざるなり。(「憲問第十四」14)

 

  (解説)

孔子の回想。「臧武仲は、防において臧氏の家名が残るようにして欲しいと主君に願い出たことがあった。それは、主君に強要したものではないか言われているが、私はそうは思わない」。論語 加地伸行

 

「臧武仲」、魯国の大夫。ある事件がもとで他国に亡命した後に知行地である防に入り、そこに拠りつつ、自分は兎も角として、兄弟の臧賈(げんこ)、 臧為(げんい)のどちらかを立て家名存続を願い出たという。

 

「関連文書」

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 (参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

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論語 (ちくま文庫)

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  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫