「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【政とは正なり】 Vol.298

 

季康子(きこうし) 政を孔子に問う。孔子対(こた)えて曰わく、政とは正(せい)なり。子帥(ひき)いるに正を以てすれば、孰(たれ)か敢(あ)えて正しからざらん、と。(「顔淵第十二」17)

 

  (解説)

季康殿が政治とは何かと質問した。孔子が答えた。「政の字の意味は正であります。貴台が正理をもって諸臣をお率いになられますならば、だれが不正のままでありましょうや」と。論語 加地伸行

 

 

「季康子」、魯国の実質的支配者である三桓氏の筆頭が季孫氏。季康はその当主。康は諡(おくりな)。魯の国の宰相で、その父季桓子はかつての孔子の同僚。

 

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(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

 
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫