「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

余震続く能登半島地震、進まない救助作業、自衛隊の追加投入の準備始まる

 能登半島で強い地震が続き、救助作業が思うように進まないようです。そんな中、自衛隊災害派遣が本格化するといいます。陸海空の自衛隊員計9000人ほどを追加で投入、その準備が始まったといいます。

自衛隊、能登半島地震で最大1万人災害派遣 輸送艦5隻超 - 日本経済新聞

「道路の寸断など陸路が困難だ。ヘリを用いるとともに艦艇による海上アクセスで救命や生活支援をする」、「スピード感を特に重視し、人命救助を第一義として全力で対応する」と木原防衛相が述べたそうです。 海上自衛隊は避難者の海上輸送のために揚陸艦を搭載した輸送艦などを5隻超展開したといいます。

 

 

 年始早々、羽田空港の滑走路では、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突する事故がありました。日航機は火の玉のようになり、その後爆発、炎上しました。幸い乗客乗員 379 人全員が脱出し、海外メディアは奇跡と報じています。

'It was a miracle': How passengers escaped a JAL fireball in Tokyo

 脱出時、機内アナウンスのシステムが作動せず、客室乗務員がメガホンと肉声で誘導したそうです。また客室乗務員が安全に脱出できる出口を判断し、3カ所の非常脱出口から乗客乗員全379人を脱出させたといいます。

論語に学ぶ

子は怪、力、乱、神を語らず。(「述而第七」20)

 孔子は、 「怪」怪異、「力」信じられないような体力、「乱」臣が君を、子が父を殺すといった秩序の破壊、「神」鬼神のこと、そういうことを口にすることを好まなかったといいます。

dsupplying.hatenadiary.jp

 孔子の合理主義の現われだそうです。「怪」「力」「乱」「神」などは、この世にあってはならない非合理的なこととしていたようです。

 元旦から地震がおき、続いて大きな事故がおきると、いやな感じもありますが、そんな気分に覆われることなく、合理的に行動することが求められているのでしょう。

 

 

 年始の恒例行事で、2日に皇居で開催される新年一般参賀がを中止になったそうです。天皇、皇后両陛下の意向を踏まえてのことだといいます。格安航空会社ジェットスター・ジャパン労働組合は続けてきたストライキを中止すると発表したそうです。いずれも能登半島地震を考慮してのことといいます。

 こういうときこその政府の対応力が求められますが、首相の情報発信力やリーダーシップが問われますが、どうも心もとないようにも感じます。指示した、指示したばかりではなく、具体的な情報が求められてはいないでしょうか。指示したから問題がないということではないのでしょう。担当閣僚がいるのですから、そちらに仕事を任せて、詳細情報を発信させることもリーダーの務めではないのでしょうか。

 

「参考文書」

日本はいかにして地震と共に生きるすべを学んだのか……前BBC東京特派員 - BBCニュース

JAL「管制の着陸許可を復唱」 客室乗務員はメガホンで避難誘導 [日航機・海保機事故]:朝日新聞デジタル

Five dead after JAL airliner crashes into quake aid plane at Tokyo airport

新年一般参賀が中止 石川・能登の地震で - 日本経済新聞

ジェットスターのストライキ、地震で全て中止に - 弁護士ドットコム