「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【我に数年を加し、五十にして以て易を学ばば、以て大過無かる可し】 Vol.166

 

子曰わく、我に数年を加し、五十にして以て易を学ばば、以て大過無かる可(べ)し。(「述而第七」16)

  

(解説)

孔子の教え。この私になお数年の時間が与えられ、五十歳になって易を学ぶならば、大いなる過失もなく過ごすことができよう。」論語 加地伸行

 

 「易」、「易経」のことであろうか。古代中国の書物。中心思想は、陰陽二つの元素の対立と統合により、森羅万象の変化法則を説く。

 この易経に「大過」という卦「䷟(←易ではこれが大過を意味する)」があるそうだ。

大過」とは大いに過ぎること。

 

(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

  
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫
 

 

 
 
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