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「日本列島を強く豊かに」自維連立とチームみらいのデジタルで開かれた民主主義

自民党日本維新の会が「連立政権合意書」を取り交わしました。

自民党と日本維新の会、連立政権合意書の全文 - 日本経済新聞

戦後最も厳しく複雑な国際安全保障環境を乗り越えるためには、日本列島を強く豊かにし、誇りある「自立する国家」としての歩みを進める内政および外政政策を推進せねばならない。

 合意書の文面を確認すると、愛国心ナショナリズムといった保守的な価値観を内在し、ずいぶん勇ましい内容になっているようです。世界的な右傾化のトレンドにも合致していそうです。高市総裁と日本維新の会の特色が良く表れていそうです。

 

 

 一方で、チームみらい党首の安野貴博が、「連立合意」で維新が実現を強く求めた国会議員の定数削減について、そのデメリットを指摘しています。

 この他にも、安野氏が党首を務めるチームみらいの政治資金の出入りを可視化するツールを発表していました。収入や支出の詳細を随時ホームページ上で公開するとしています。

チームみらい、政治資金収支の可視化ツールを発表 - 日本経済新聞

 安野氏は足元で政治とカネの問題が影を落としているとの見方を示し「政治とカネをクリーンにすること、透明性をもって公開するということが有権者から評価されることにつながる」と語たり、他の議員などにも導入を呼びかけたそうです。

 また、政治分野でデジタル技術の活用を促進しようと、「AIと民主主義に関する超党派勉強会」が発足させ、国会内で初会合を開いたそうです。

超党派「AI勉強会」が発足 チームみらい安野氏主導、国会改革を議論:時事ドットコム

 与野党6党から十数人が参加したといいます。

 新たな連立と安野氏の主張を対比すると、様々なことが見えてきます。

 維新にとって定数削減は「改革政党」としての正当性の根幹であり、「強い統治機構」を作るためのコスト削減と意思決定の集中を意味します。これに対し、安野氏は、「デジタル民主主義」が目指す「参加の最大化と多様な意見の反映」という価値観から、連立が推進する「効率優先の統治機構改革」に異議を唱え、対立します。中長期的な国のビジョンよりも、短期的な国民の不満解消や人気取りの手段として優先されることへの批判とも解釈できそうです。

 

 

「政治資金規制法の改正」においても同様です。自民・維新連立も政治改革を掲げていますが、安野氏提案のシステム導入と対立します。

 安野氏は、法改正に頼るだけでなく、技術の力で「国民による監視」という外部の力をシステム的に組み込むことに焦点を当てます。これは、連立が目指す「統治機構の効率化」が統治者側の論理であるのに対し、安野氏は「被統治者(国民)のための透明化と監視の強化」という対極的な視点を提供しているのではないでしょうか。これは政治の倫理的進歩とも解釈できそうです。

 安野氏の主張は、連立が突き進む「効率的で強い国家」の追求に対し、「その効率と強さは、誰の、何のためのものか?」という倫理的な問いを投げかけているのかもしれません。また、それと対立する「開かれた民主主義」の方向性を指し示しているともいえそうです。

 しかし、政治において、積極的にデジタルを活用することはあるのでしょうか。

論語でまとめ

敝(やぶ)れたる縕袍(おんぽう)を衣(き)、狐貉(こかく)を衣(き)る者と立ちて、恥じざる者は、其れ由か。忮(そこな)わず求めず、何を用(もっ)てか臧(よ)からざらんとあり、と。子路、終 身 之を誦(しょう)す。子曰わく、是の道や、何ぞ以て臧しとするに足らん、と。(「子罕第九」27)

 ぼろぼろになった綿入れの着物を着て、上等の毛皮の外套を着た人と並んで立って、ひけ目を感じないでいられるのは、由(子路)くらいだろう。人をねたまず、余計なものを欲しがらない。「詩経」「邶風(はいふう)」「雄雉(ゆうち)」の句にそっくりだと孔子は言いました。子路は喜んで一生この詩句を口ずさんでいた。それを聞いた孔子は、その詩の言葉どおりにしているだけでは、善が成立したというわけにはいかないのだ、たしなめました。

とんぼ

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子路」、姓は仲、名は由、字名が子路。もとは遊侠の徒で、孔子にからみに来て論破され、心服して門に入ったといいます。率直勇敢な情熱家で、孔子に愛されたといいます。大国の軍政のきりもりを任せられる人材で、晩年、衛の国に仕え、政治家として活躍します。しかし、最後は衛の国で政変に巻き込まれ、非業の死を遂げます。

 孔子は、子路がその粗野な一面を克服し、さらに礼儀作法などを身につけてより高みを目指すことを望んでいました。 それゆえ、子路の発言を否定するのでなく、それではまだ不十分であると指摘します。それはあくまで徳を積むための出発点と教えたかったようです。孔子が目指す「道」は、単に消極的に悪を避けるだけでなく、さらに積極的に仁(思いやり)を実践していく、より高い境地なのです。

 石破内閣が総辞職し、高市内閣の誕生となるようです。日本で初めての女性総理は喜ばしいことです。でも、この先、どうなるのでしょうかね。

 

 


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(今日の中国語の歌:香港の伝説的ロックバンドBeyondの「海闊天空」。1993年リリース。広東語で歌っています。香港人の同僚と中国に出張し、カラオケにいっては彼がよくこれを歌っていました。その際には、この歌と日本のつながりを熱く語っていました。「自身の理想を持ち、永遠に信念をあきらめない」、香港人の魂を感じるような歌です。)