OpenAIの動画生成AI「Sora(ソラ)2」が公開となりました。その進化に注目が集まり、大変話題になっているようです。SNS上には、早速作られた動画が氾濫しています。
OpenAIが「Sora 2」の提供開始──AI企業の競争が動画生成でも激化 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
テキストや静止画から、非常にリアルで高品質な動画を生成できるAIとして、世界に大きな衝撃を与え「Sora」ですが、「Sora2」では、映像と同時にナレーション、効果音、環境音などの音声も生成し、同期させることができるようになりました。これにより、動画としてのリアリティがさらに増すそうです。
SoraやSora 2の画期的な点は、単に動画を作るだけでなく、「物理法則のシミュレーション」を目指しているところにあるそうです。「Sora 2」では、物理法則を理解し、たとえば「投げたボールが壁に当たって跳ね返る」といった現実世界に即した動きをリアルに再現する能力が向上しているといいます。
Sora2のAI動画で架空のペットを作って、中で色々な動画を作って遊んでたんですが、動画をたくさん見ていると「あれ、この子、本当に飼っているかも」と脳が錯覚し始めてきて、本当に危険な技術だと思いました。
— けんすう@AIの質問サイト作ってます (@kensuu) 2025年10月2日
人類は滅亡します。 pic.twitter.com/5nQyzy53bJ
映像制作、広告、教育など、幅広い分野で大きな変化をもたらしそうです。ビジネスへの影響は避けられそうにありません。一方でフェイクニュースやディープフェイク偽情報を拡大させる懸念も高まっていきそうです。
対策
OpenAIはリスクを認識し、多層的なセーフガード 安全対策を講じているとしています。
「コンテンツの生成制限とモデレーション」:ポリシーに違反する動画を生成しようとするプロンプトは、自動的に拒否されるそうです。また、 生成された動画自体にも、有害なコンテンツが含まれていないかをチェックするAIフィルターが適用されるといいます。
「AI生成の明示(透かしとメタデータ)」: Soraで生成された動画には、AIによって作られたものであることを示す目視可能な透かしが付与されます。ただし、この透かしが容易に除去される可能性も指摘されています。
「肖像権・プライバシー保護」にも配慮し、「継続的な安全性の検証」を行うとしています。しかし、テクノロジーの進歩とともに悪用の手口も巧妙化するため、対策はいたちごっこになりがちです。AIが生成したフェイク動画を検出する技術も開発されていますが、Soraのような超リアルな動画では、その検出が困難になる可能性があるといわれます。
論語でまとめ
樊遅、舞雩(ぶう)の下に遊びて従う。曰く、あえて問う、徳を崇(たっと)び、慝(とく)を脩(おさ)め、惑いを弁ずることを」子曰く、善なるかな、問。事を先にし、得を後にするは、徳を崇むるにあらずや。その悪を攻めて、人の悪を攻むること無きは、慝を脩むるにあらずや。一朝(いっちょう)の忿(いかり)をもって、その身を忘れ、もってその親におよぼすは、惑いにあらずや。(「顔淵第十二」21)
ある日、弟子の樊遅が、雨乞いのための舞雩台の下で、孔子と一緒に散策をしていました。樊遅は「恐れながら、どのようにすれば徳を尊び、邪悪を取り除き、迷いを区別できるようになるのでしょうか」と問いました。「よい質問だ。まず先にやるべきことを行い、その結果としての報酬は後から考える。これこそが徳を尊ぶことではないか」「自分の内にある悪を攻め、他人の悪を責めない。これこそが邪悪を取り除くことではないか。ほんのわずかな怒りのために、自分の身の安全を忘れ、さらには親族にまで災いを及ぼしてしまう。これは迷いではないか」と孔子は言いました。
「邪悪を取り除く」: 他人を非難する前に、まず自分自身の欠点を反省する。
「迷いを区別する」: 感情に任せた行動が、自分自身だけでなく周囲の人々にも災いをもたらす。
デジタル社会において必要な資質を孔子が示唆しているようです。誹謗中傷の問題や偽情報拡散問題の防止にはこうしたことが行いが求められそうです。
自民党総裁候補 高市氏の「シカ発言」が話題になっています。報道やSNSで広く取り上げられ、その発言内容の真偽や、発言が排外主義的ではないかという点で大きな議論になっています。
奈良公園のシカめぐる報道で日テレが声明「中傷、迷惑行為は慎んで」 [奈良県]:朝日新聞
日本テレビがこの発言を受け、報道番組「news every.」が検証する内容を報じたところ、SNS上では「インタビューに答えていた人物は実在しない」「テレビ局による仕込みだ」といったコメントや、人物を特定しようとする投稿が相次いでいたといいます。
今のところ、ディープフェイク動画 偽動画が発信されている、という具体的な情報は確認されていないようです。
しかし、Soraのような高性能なAIの登場で、ディープフェイク動画が問題になるリスクがさらに高まっていそうです。今後も情報源を確認し、動画の信憑性を疑う視点は非常が重要になりそうです。


