「トランプさんと中東情勢」、「小泉さんとコメ」など、色々なことが気になります。株価とか為替、エネルギーやコメの価格に大きく影響するからでしょうか。おカネのことばかり気にかけているようで、ちょっと嫌になりますが、この激動の時代にはあってはそれもやむなしではと思ったりします。
時代の変化を感じたりします。その流れを見誤ることは避けたいものです。
日本製鉄が141億ドル(約2兆円)を投じて米鉄鋼大手USスチールの買収が完了させました。トランプさんから無理難題を押しつけられ、悪い条件での買収にも見え、少々驚きもありました。しかし、やはり日鉄、やり遂げたかと感服します。
日本製鉄・橋本英二会長「もう一度世界で復権する」 USスチール買収で - 日本経済新聞
「トランプ氏の歴史的な大英断だ。日鉄による新生USスチールの経営がスタートする」、「日鉄が世界一に復権するために必要かつ有効な戦略であると同時に、USスチールが再生、発展する唯一の方策だ」、日本製鉄橋本会長はそう語ります。日鉄のロビイング活動、対話と交渉術の勝利というところなのでしょうか。
「一連の事案は世界共通の新たな流れを背景にしたものと認識している。冷戦終結後に軍事から経済重視の流れが生まれ、経済は民間と市場に任せる流れとなった。今は流れが変わりつつあり、産業政策を通じて、政府が経済への関与を強め、民間や市場に任せないことになっている」との考えを披露した。「地政学リスクや脱炭素などの課題へは民間だけでは対応できない。これからはどの国においても政府の関与が強まるのではないか」と話した。(出所:日本経済新聞)
大きなディールがまとめた橋本会長の言葉に説得性を感じます。新たなメインストリームになのでしょうか。良い悪いは別にして「政治献金は資本主義のコスト」という考えが勢いを増していくのかもしれません。分別が問われるのでしょうけれども。
米国が直面する製造業空洞化に対し、日鉄が技術と資金を提供する構図は、日本の技術立国イメージを再確立する契機。日本にとって意義が大きいのは「世界本社として日本をよみがえらせる」との国内還元のビジョン。海外で稼ぎ国内で設備投資・研究開発・賃上げに還元する循環モデルを提示.... (出所:日本経済新聞)
ここまで大きなディールにならなくとも日鉄の後に続く企業が現れれば、日本が元気を取り戻しそうな気もします。
論語に学ぶ
子貢(しこう)曰わく、紂(ちゅう)の不善は、是(かく)の如くの甚(はなは)だしからず。是(ここ)を以て、君子は下流に居るを悪(にく)む。天下の悪 皆(みな)帰すればなり。(「子張第十九」20)
弟子の子貢が「殷王朝最後の王「紂」の不善はそれほどひどいものではなかった。君子は悪徳者とみなされるを嫌う。世の悪という悪は、すべてその人のしたことになってしまうからである」といいました。
コメの価格が下落に転じたのでしょうか。農水省が発表した新たなコメの全国店頭平均価格 2種類において前週から100円前後の下落が確認されています。また、銘柄米が日々取引されるスポット市場では、新潟県産コシヒカリなどの価格がピークだった5月下旬から約3割下落しているそうです。
新潟コシヒカリ価格急落、3割安 備蓄米効果か、業者間取引で | 共同通信
スポット市場で売買される銘柄米は不足感から価格が急騰、新潟県産コシヒカリは今年1月に4万円台に突入、5月末に5万円台を付けていたそうです。3週連続の下落で、5月下旬からは1万5千円程度下がったといいます。備蓄米放出の効果ともいわれています。小泉さんの獅子奮迅の活躍で、ひとまずコメ高騰の火消しに成功したのでしょうか。店頭価格への波及が注目されるといいます。
小泉さんがJA全中の山野会長と面会するそうです。JA全中が農協の業務システムの開発に失敗し、200億円規模の損失が発生させたことの報告を受けるそうです。
「東京ど真ん中にビル不要」 JA全中は売却方針―小泉農水相:時事ドットコム
「農協は共同購入・共同利用で、資材販売会社との交渉をスケールメリットを生かして闘うなど、少しでも安いものを農家に卸すのが本分だ」。高額な農機をリースで使えるようにするなど「少しでも農家の手取り(収入)が上がる」取り組みにも注力するよう求めるそうです。
コメ問題、改革の本丸に近づいてきたということなのでしょうか。こちらでも政府の関与が強まっていきそうです。
「参考文書」
日本製鉄の橋本会長「トランプ氏の英断」、USスチール買収完了 - 日本経済新聞
農水省が新コメ価格を公表 店頭平均2種類、消費者混乱も|47NEWS(よんななニュース)
農協向け業務システムの提供を停止 運用費が数倍に膨らみ、利用進まず | 日経クロステック(xTECH)



