ならず者たちによって平和が揺さぶられ、ひどいあり様です。進歩を続けてきたはずの世界が停滞、むしろ退化しているのではないかと感じます。
ロシア、ドローン400機でウクライナ全土攻撃 国防省「報復」発表 - 日本経済新聞
「誰がテロリストと交渉するというのか」。プーチンさんの言い草にうんざりです。和平を実現しようとの意思はなさそうです。
欧州はそんなプーチンに危機感を抱き、国防費を増額させ、再軍備を進めています。
「NATO崩壊」視野に次の手を模索、リトアニア前外相 米国との信頼が揺らぐ中 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
進んだはずの時代が逆回転しているかのようです。この先、どんな未来が待っているのでしょうか。
「24時間で戦争を終わらせる」。口ばかりのトランプさんが、かえって事態を悪化させていることはないのでしょうか。プーチンさんと同類にみえます。
世界における喫緊の問題はトランプさんなのかもしれません。中国に対して怒りをぶつけ、高関税など様々な方策で締め付けを強化し、米中新冷戦でアジアにも緊張を高めています。
トランプ関税に続き、「大きく美しい1つの法案」大型減税関連法案でもまたカオスとなりそうです。盟友であったはずのイーロン・マスクと激しく対立し、罵り合っています。
イーロンも批判したこの減税法案を巡っては、「債券自警団」も動き、米国債利回りが急騰しました。債券売りで財政規律の緩みに警鐘を鳴らします。これが進化した世界における最新の政治の姿なのでしょうか。
変わりゆく世界にあって日本はどうなっていくのでしょうか。様々な専門家が現状を分析し、問題を読み解き、課題を明らかにしてくれます。しかし、効果的で有効な解決施策が実行されることはないようです。的外れなことをやっては深みにはまる悪循環を繰り返しています。
賢い人間(知能の高い人)は、その知性を使って、たとえ誤っていても自分の信念を合理化しようとします。自分の知性を、あらゆる反論を否定するのに使ってしまうと考えられます。(出所:J-Wave 「知性の罠」の紹介から)
止まらなくなった少子化問題、低成長に続く物価高、食料・エネルギー問題を含めた安全保障の問題など、こうした問題が私たちを苦しめ、脅威になっています。
マイナス成長・年金減額…「出生70万人割れ」の未来図 - 日本経済新聞
よくよく考えてみれば、これらの問題はどれひとつ単独として存在しているのではなく、それぞれが関係しあっているように思えます。それが複雑であるがゆえ、個別問題に対処した施策では解決されなくなっているのかもしれません。
これまでは経済の発展を通して、物質的豊かさなどの問題は解決されてきました。しかし、いま私たちが抱える問題はそれでは解決が難しいのかもしれません。ただ単純に経済活動を頼りにするのではなく、そこに「公正」を回復させるとか、広く社会全体に影響しその利益になる行為「公共性」を追い求めていかなければならなくなっていそうな気もします。
論語に学ぶ
小子(しょうし)、何ぞ夫(か)の詩を学ぶ莫(な)きか。詩は以て興こす可(べ)く、以て観る可く、以て羣(ぐん)す可く、以て怨む可し。之を邇(ちか)くしては父に事(つか)え、之を遠くしては君に事え、多く鳥獣草木の名を識(し)る、と。子 伯魚(はくぎょ)に謂(い)いて曰わく、女(なんじ) 周南(しゅうなん)、召南(しょうなん)を為(おさ)めしか。人にして周南、召南を為めざれば、其れ猶(なお)正に牆(しょう)に面して立つがごとし、と。(「陽貨第十七」8)
「お前たちよ、どうしてかの詩を学ばないでよいものか。詩を朗誦すると、感情を高め、世態を観、人々と共生し、政治を批判することができる。また、近くに引きつけては、父に事える道が、遠くに置いては、主君に事える道が分かるし、動植物など万物の名称も数多く知ることとなる」と孔子は言いました。子の伯魚に向かって「お前は周南、召南の詩を学んだか。もし、人と生まれて周南、召南の詩を学んだことがないとするならば、それは塀に向かって立ち、どうしようもできない状態と同じことぞ」といいました。
「周南、召南」とは「詩経」冒頭の篇で、この中に、基本的な道徳が述べられているそうです。「周南」は「関雎」と言う詩から始まり、周の文王がよき配偶者を求めたが、なかなか見つからず憂悶しながら、ついに見出し、夫妻となって仲良く暮らすとの内容が描かれているといいます。ほんとうに大切なことが忘れられていたり、軽んじられているような気もします。
「令和のコメ騒動」が続いています。小泉米の供給が始まり、問題が見え方が変わってきているようです。
進次郎氏は何を「ぶっ壊す」? 備蓄米2000円、族議員とバトル…父・純一郎氏の「小泉劇場」がダブって:東京新聞デジタル
食料安全保障にも資する最経済で健全なコメの生産・供給システムを再構築し、それによってコメの価格の適正化と安定化を図っていく、そんなゴールを目指していくべきなのに、様々な思惑や利害が絡むからなのか、すぐに脱線してしまうようです。切実な問題であったはずなのに、いつしか劇場型政治批判に変わったりします。これではかえって問題を複雑化させます。この騒動は、いつどんなカタチで収束されていくことになるのでしょうか。
トランプ関税を巡る日米交渉も続いています。担当の赤沢経済再生相が何度も渡米して交渉を重ねています。
赤沢経財相、週内にも訪米で調整 日米関税交渉で4週連続へ - 日本経済新聞
国益を犠牲にしてまで急がずだそうですが、日本と米国を何度も行ったり来たりしています。ただ時間をムダにしているようにも見えます。
いったい「国益」とは何なのでしょうか。ここにも様々な思惑や利害が絡んでいそうです。大きな問題も解決可能なレベルまでに分解できれば対応できるのでしょうが、それを困難にさせるのもまた思惑や利害だったりするのでしょうか。やれやれです。
自己の利益の中に社会への配慮を内部化させることができるようになればもう少し違う展開もあるのでしょう。しかし、まだまだ自己の利益を優先させようとしているようです。この問題はどんなカタチで決着となるのでしょうか。
福岡市の「唐揚げ1個の給食」が話題になっています。限られた予算、それなのにコメを筆頭に何でも高騰しているのですからこうなるの仕方がないのでしょうか。
過度な地元産へのこだわりが材料費を圧迫しているともいわれているようです。「地産地消」、良い響きですし、食育にもよさそうです。この貧相な給食は、様々な問題を抱え、それが解決できずに放置される日本の縮図のようにも見えます。
「参考文書」
トランプ氏、マスク氏にいら立ち 大型減税法案巡り確執―米:時事ドットコム
コメ価格高騰で放映される連続ドラマ『進次郎の備蓄米』にうんざり|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ARCHIVE | NTT Group BIBLIOTHECA -THE WEEKEND LIBRARY- : J-WAVE 81.3 FM RADIO




