「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

自動車追加関税問題、令和のコメ騒動、増えていく解決しそうにない問題

「激動の時代」と言われます。そこにトランプさんが加わって、いよいよ「VUCA」(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)が深まっていきそうです。

石破茂首相、日本除外の交渉を指示 米自動車関税受け - 日本経済新聞

 トランプさんの自動車追加関税問題だけでなく、「令和のコメ騒動」と政府・農水省の対応、 責任を取らずに居直る兵庫県知事など、次から次へ問題が生じています。しかし、解決が進みません。「正解のない時代」といわれるのですからしょうがないのでしょうか。

 

 

 日本のトップIT企業楽天のセキュリティを、少年らが軽々と突破して不正を働いて逮捕される事件が立て続けにおきています。

楽天モバイル、少年が突いた「回線」「ログイン」2つの隙 - 日本経済新聞

 楽天モバイルのセキュリティ甘さを突いて回線を不正契約し、それが悪用されて事件が拡がっています。楽天証券では、「フィッシング詐欺」とみられる被害が相次いつぎ、株式などの金融商品を「勝手に売買された」と訴える顧客もいるそうです。

 警察署の電話番号を表示させる新手の特殊詐欺も横行しています。「スプーフィング」と呼ばれる手口を使って電話の着信画面に実際とは異なる番号を表示させているといいます。

警察署から着信、実はなりすまし 被害は既に100億円超 - 日本経済新聞

 電話からSNSのビデオ通話に誘導し、警察手帳や逮捕状などの画像を見せ、虚偽事件の容疑を晴らすには口座の突き合わせと現金の送金が必要などと要求するそうです。オレオレ詐欺の標的は高齢者だったのが、犯罪組織のDX化なのか手口が巧妙化により若年層も騙されるケースが増えているそうです。

 問題解決が進みません。適切なタイミングで適切に対応できれば違う展開もあるのでしょう。しかし、対応が後手に後手に回っていそうです。なかなか正解を見つけ出すことができないのでしょうか。この難しい時代にその手のアプローチは通用しないということのようです。

 

 

 政治もまた同様のようです。公設第2秘書の給与や退職金を詐取したとして詐欺罪で起訴された元参院議員の広瀬めぐみ氏に対し、東京地裁が「国会議員の秘書給与の支給制度を悪用し、公金をだまし取った悪質な犯行」と批判し、懲役2年6月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

広瀬めぐみ元参院議員、詐欺で有罪 裁判長「公金だまし取り悪質」 | 毎日新聞

「政治活動でお金がかかり、私財を投じないと回らなかった」、広瀬元議員は経済的な不安を動機に挙げていたといいます。裁判長は身銭を切って私財を減らすことを惜しんで公金から資金を得ようとした身勝手な動機と指摘し、「弁護士資格がありながら、あまりにも浅はか」と非難したそうです。

 カネがかかり過ぎる政治に決別できていないのですから、こうなるのも必定だったなのでしょう。やるべきことをやらないから、解決が遅れてどんどん複雑になっていくのではないでしょうか。それが今の政治ということなのでしょうけれども。

 やるべきことをやればいいだけのはずなのです。正解のない時代なのですからなおさらです。

論語に学ぶ

顔淵(がんえん) 邦を為(おさ)むるを問う。子曰わく、夏(か)の時を行ない、殷(いん)の輅(ろ)に乗り、周の冕(べん)を服し、楽は則ち韶舞(しょうぶ)し、鄭声(ていせい)を放ち、佞人(ねいじん)を遠ざけよ。鄭声は淫にして、佞人は殆(あや)うし、と。(「衛霊公第十五」11)

 弟子の顔淵が国政とはと問いました。孔子は「夏王朝の適切な歴法を行ない、殷王正調の朝の質素な大車に乗り、周王朝の整った制度下の冠をかぶり、音楽は正調の韶楽とし、俗調の鄭楽は追放し、口先だけの者を遠ざけよ。鄭楽は行き過ぎであり、口先だけの者は危険である」といいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 今、この時代も、「とは」と問答することが求められていそうです。その問いの中からこの時代に最適な正解が生まれてくるのではないでしょうか。

 

「参考文書」

楽天証券でフィッシング詐欺?被害相次ぐ 株式「勝手に売買」訴えも | 毎日新聞