トランプさんのむちゃぶりが続いています。鉄鋼・アルミへの関税に相互関税、それに続いてロシアプーチンさんとの電話会談。凄まじい勢いです。日米首脳会談での高揚感が吹き飛んでいきます。
ウクライナ戦争終結交渉開始合意 米ロ首脳が協力約束、不透明 | 共同通信
そのバイタリティからは年齢を感じさせません。やっていることの是非、良し悪しは別として、トランプチームも機能していそうですし、それなりの成果が上がることになるのかもしれません。世界の国々がそんなトランプさんに向き合い、それぞれの大義、矜持をもって対処しているようです。否応なく世界は変わり、これまでの価値観も変容していくことになりそうです。
トランプさんの保護主義政策の下、米国の製造業は復活するのだろうか、イーロン・マスクによる連邦政府の効率化は進むのか、そんな疑問もあります。しかし、100点満点はとれなくても進展し、それなりの成果がまとまりそうな気もします。
日本企業は「トランプ2.0」をどう理解し、行動すべきか | 日経クロステック(xTECH)
政府・自民党にとっては見習うべきところがありそうです。爪の垢を煎じて飲むべきなのかもしれません。効果が期待できそうもない総花的な政策をだらだら繰り出すのを止めたらいいのかもしれません。成果よりも弊害、問題の方が目立ってきているのですから。こんなことはトランプさんはしそうにありません。
デジタル化を推進すれども、マイナ保険証はトラブル続きで医療DXは進みそうにありません。
マイナ保険証「顔認証」でエラーが多い…その理由とは スマホの顔認証より「怖い」から失敗は仕方ない?:東京新聞デジタル
効率化を推進して社会保険料の伸びを抑制できればいいのでしょうが、なかなか効果があがりません。かえって弊害が目立ちます。インフルが大流行すれば、薬不足となり、オンライン診療しても、医者と薬局のやりとりは電子処方箋よりはFAXの方が好まれている事実が露呈しました。
キャッシュレス決済が推奨され、スマホ利用が当たり前になったのは喜ばしいことなのかもしれませんが、ネット空間ではSNSを介した投資詐欺などの犯罪が増え、被害額は約1990億円で前年から倍増する事態です。政府が新NISAで投資を推奨したことの影響もあるのでしょうか。
SNS詐欺被害倍増の1990億円 24年、刑法犯も3年連続増 - 日本経済新聞
「闇バイト」、SNS上で実行役を募る「トクリュウ(匿名流動型・犯罪グループ)」が横行、若者たちが犯罪に巻き込まれ、治安の脅威にもなっています。「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺も相変わらずです。昨今では生成AIを活用し高度化しているといいます。その被害は722億円にも達し、過去最悪になっているといいます。
生成AIが「オレオレ詐欺」を助長? 技術革新が犯罪を高度に:日経ビジネス電子版
警察庁のまとめによれば、2024年の刑法犯認知件数は前年比4.9%増の73万7679件で、3年連続で増加しているそうです。犯罪の質も変わってきているようです。この他にも補助金ハンター問題、政府推奨のM&Aにおける詐欺まがいの行為の多発など例をあげたらきりがありません。政府の政策が犯罪を助長しているのではないかと感じてしまいます。
高止まりのエネルギー価格、高騰を続ける物価、増税に高い国民負担、エネルギー政策と原発問題、コメ騒動と物価対策、インバウンドとオーバーツーリズムの問題など、政府の政策が様々な弊害や問題を引き起こしているのではと感じます。
こんなあり様の日本なのに、トランプの嵐が吹き荒れれば、この先どんな影響を被ることになっていくのでしょうか。
論語に学ぶ
能(よ)く礼譲を以て国を為(おさ)めん。何か有らん。礼譲を以て国を為むる能(あた)わずんば、礼を如何せん。(「里仁第四」13)
人間社会の規範、そして、謙譲の精神、これによって政治を行ってみよ。国政に困難があるだろうか。規範・謙譲をもって政治を行うことができなかったならば、礼があっても何の役にも立てないと孔子はいいました。
現代の政治は、孔子の言葉とは真逆のようです。礼、規範が軽んじられるようになっていないでしょうか。モラルの回復が待たれます。トランプさんからの悪い影響を拒絶するためにも必要な資質ではないでしょうか。
「参考文書」
米が鉄鋼・アルミ製品に例外なく関税25%、3月12日に発動…半導体・自動車も「検討」 : 読売新聞
トランプ氏、鉄鋼・アルミへの25%関税発表-貿易戦争拡大の恐れ - Bloomberg
マスク氏「政府機関全体を廃止」、トランプ氏推進の改革の一環 | ロイター
欧州各国、米の「抜け駆け」を一斉批判 ウクライナ和平交渉巡り | ロイター
政治の対立がもたらす意外な力学「日本の国益」という副産物:トランプの時代 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)


