「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【金利ある世界】3メガバンク業績好調、住宅ローン、預金獲得競争

 3メガバンクグループが好調のようです。2024年4〜12月の決算で純利益を伸ばしています。合計で3兆7400億円、前年同期比で37%増といいます。株価も上昇基調で、PBR1倍の水準に到達したそうです。日銀の利上げや政策保有株の売却が追い風となっているといいます。

3メガ銀の4-12月純利益3.7兆円超と過去最高-追加利上げで上振れ - Bloomberg

金利ある世界」、日銀の政策金利の引き上げに伴い貸出金利が上昇、企業にとっては負担となりますが、銀行の利益には改善効果があるようです。その効果がこれから本格的に表れるといいます。銀行の収益構造に良い影響を及ぼしているようです。

 

 

預金獲得競争

 預金獲得競争も活発化しています。つい先ごろまでは見られなかった光景です。

預金金利2%の「預金革命」PayPay銀行 口座開設申し込みが通常の40倍 “金利のある世界”で預金獲得競争へ | TBS NEWS DIG

 好業績の大企業を中心に資金需要は旺盛で、それにこたえるためにも元手となる資金=預金が必要になっているようです。各行の戦略に違いがみられ多様化しているようだといいます。

預金を獲得せよ! “金利ある世界”で起きている競争の最前線 | NHK | ビジネス特集 | 金融

 みずほ銀行は新たなポイントサービスを4月中旬にも始めるそうです。会員数が1億人を超える楽天ポイントに交換できるようにして、顧客基盤を拡大するといいます。

みずほ銀行、銀行取引で「みずほポイント」 楽天と交換で経済圏接近 - 日本経済新聞

一部のクレジットカードやスマートフォンの決済アプリを使った場合も毎月ポイントをためられる。手数料を優遇する会員制サービス「みずほマイレージクラブ」は今後も続ける。(出所:日本経済新聞

 みずほフィナンシャルグループとしては、中堅企業のMBO 経営陣が参加する買収を支援する総額100億円のファンドを立ち上げるといいます。経営陣による買収が円滑に進むようにして、有望な企業の中長期の成長を後押しする。

住宅ローン

 低金利を武器にしていたネット銀行に、大手銀行が挑戦をはじめているそうです。

住宅ローン、利上げで三菱UFJ銀行など大手銀行が攻勢 崩れるネット銀行優位 - 日本経済新聞

 金利の低い順に主要行をランキングすると、変動型は大手銀が上位に並ぶ結果になったといいます。利上げ局面を利用して大手銀が反転攻勢をかけ、日銀の追加利上げで各行の戦略はさらに多様化し、競争が激しくなりそうだといいます。金利負担は重くなりますが、それでも銀行のサービス開発が活発することでそこからの恩恵がないわけではないのでしょう。

 

 

 これまでは低成長を理由にして政府は景気対策を繰り返し、日銀は金融緩和を長きにわたって続けてきました。これといってデフレ脱却という大きな成果もなく、政府の財政規律を弛緩させてきたという負の側面がありました。費用対効果が期待できない政策に貴重なお金が投じられ、政府債務を拡大させてきました。政府が信用創造しなければならなかったとの言い訳があるのかもしれませんが。

金利ある世界」が戻り、この状況に変化は起こるのでしょうか。政府の信用創造が縮小し、企業部門が担うようになれば、米国のように経済好転することもあるのかもしれません。

論語に学ぶ

不仁者は以て久しく約に処(お)らしむ可(べ)からず。以て長く楽に処らしむ可からず。仁者は仁に安んじ、知者は仁を利す。(「里仁第四」2)

 「不仁者」心なき者は、貧困の境遇に長く耐えられず、きっと不義の行ないに走る。また富貴の境遇においては自制心を失って、きっと驕りたかぶる。「仁者」心ある者は仁に安んじ、知ある者は仁の価値、利点を知ってそれを知的生産を通して社会に活かすと孔子はいいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

「不仁者」は「仁者」に、「知者」が「仁者」になることを促しているのだといいます。世の中の流れが変わろうとしている今この時が、こうした孔子の言葉を活かすときなのかもしれません。価値観の変化をたくみにとらえて、自分を変える機会できればいいのかもしれません。

 

 

金利ある世界」、銀行間での競争が激しくなり、銀行が変わり始めているようです。そうできなければ顧客離れが進むだけですなのですから。

 

 マインドセットを新たにして、これまでの銀行から脱却していくことが求められていそうです。長年、銀行の課題とされたコンサル機能、アドバイザリー機能を向上できるのか、それが問われているといいます。

 銀行がバブルを生み出すのではなく、本来の機能を遺憾なく発揮できるようになれば、政府による信用創造も不要となり、そうあって経済が好循環するのが好ましいことなのでしょう。しかし、そうなるのにはまだ時間がかかりそうな気がします。インサイダー取引などの不正や犯罪が散見されています。顧客のためではなく、自分の利益を優先する行員が多いのではないか、まだそう見えたりもします。

 


www.youtube.com

 

「参考文書」

みずほが100億円のMBOファンド 中堅企業の成長支援 - 日本経済新聞

ドラマ「プライベートバンカー」が示す日本の変化-超富裕層も題材に - Bloomberg