トランプさんが大統領に就任してから2週間が経過しました。いまだに大統領令を乱発し続け、その言動で世界を揺さぶり続けています。
[FT]トランプ関税、反米の種 欧州や中南米 中国と接近も - 日本経済新聞
ガザ所有発言は驚きです。そんな中、日米首脳会談で石破さんがトランプさんに向き合います。大統領と個人的な信頼関係を結びたいようです。日米同盟を基軸にすれば、それも大事なのでしょうが、トランプ一派とみなされ、世界の笑いものになることは避けてもらいたいものです。世界中の誰もが共感できる共同声明をまとめることはできるのでしょうか。注目です。
トランプさんからDOGE 政府効率化省の責任者に任命されたイーロン・マスクも負けず劣らずで、米国内だけでなく世界のあちこちで批判されています。
テスラ車販売、ドイツで59%急減-極右支持のマスク氏に消費者が反発 - Bloomberg
ドイツ、フランス、イギリスなどで、マスク氏のEV 電気自動車メーカ テスラの販売台数が激減しているそうです。その背景にはマスク氏の政治的発言があるといわれます。ドイツでは極右「ドイツのための選択肢(AfD)」への支持を明言し、「過去の罪悪感にとらわれ過ぎている」と発言、ドイツ国民から怒りをかっているようです。また、英国のスターマー首相と労働党政権を批判しています。
米国内では「DOGE」への警戒感が高まり、新たな対立となっているといいます。
マスク氏のDOGEに財務長官は協力、共和党上院議員ら反発-関係者 - Bloomberg
マスク氏とそのチームは、トランプさんを後ろ盾にして連邦機関の改革を進めていますが、違法との批判が上がり、混乱しているようです。
効率化が進まない日本政府にとっては参考すべきところもあるのかもしれませんが、好き勝手放題、やり過ぎとの感も否めそうにありません。混乱に巻き込まれるのは避けたいものです。
論語に学ぶ
直なるかな、史魚(しぎょ)。邦に道有るときも矢の如く、邦に道無きときも矢の如し。君子なるかな、蘧伯玉(きょはくぎょく)。邦に道有れば、則ち仕え、邦に道無ければ、則ち巻いて懐にす可し、と。(「衛霊公第十五」7)
まっすぐだな、史魚は。邦が治まっていようと、国が乱れていようと、直言すること矢の飛ぶようである。君子だな、蘧伯玉は。国が治まっているときは出仕し、国が乱れているときは、その才能を隠して世を退くことができると孔子は言いました。
「史魚」は死んでもなお、自分の屍を使って君主を諫めようとしたといいます。暗君霊公は、それではじめて自分の過ちに気づいて「蘧伯玉」を登用したそうです。
石破さんは、「史魚」なのか、それとも「蘧伯玉」か。どんなタイプの政治家なのでしょうか。世界を乱すトランプさんに近づきすぎるのもどうなのかと感じたりします。どんな会談になるのでしょうか。賢く振舞うことはできるのでしょうか。
アメリカ最後の日
米国の分断が19世紀の南北戦争のような内戦に発展するという架空の世界を描いていた『シビル・ウォー アメリカ最後の日』という映画が話題になったそうです。
トランプ大統領就任:分断の中で暴力と共にどう生きるか?│映画「シビル・ウォー」から読み解く | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
憲法を改正して勝手に「3期目」に突入してしまう権威主義的な大統領の連邦政府から19の州が離脱し、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」が政府軍に刃向かい、首都ワシントンに攻め上る。(出所:日経BOOKPLUS)
考えさせられる内容のようです。分断や対立、暴力があたりまえになったとき、その時代を生きることが人々にどんな影響を及ぼし、感化していくのか、特に若者世代への影響が心配されると主張しているようだといいます。なおこの映画の関係者はトランプさんを題材にしたわけではないといっているそうですが。
これに対し、映画「バックトゥザフューチャー」に登場する悪役ビフのモデルはトランプさんといわれています。なかなかの悪役でした。
ビフのモデルはトランプ氏、「バック・トゥ・ザ…」脚本家明かす 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
映画のように未来と過去を行き来できてやり直すことができればいいのでしょうが、そうできないのなら、やはり慎重に行動すべきときもあるのでしょう。今がその時のなのかもしれません。かなりヤバそうな重大局面になっていそうな気がします。
「参考文書」
テスラ、フランスで深刻な販売不振-カリフォルニアでも苦戦 - Bloomberg
英右派リフォームUK、支持率初めて首位に=世論調査|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
米下院民主議員、「DOGE」の調査要請 国家安全保障を懸念 | ロイター
米政府効率化省への深い懸念、その存在は「サイバーセキュリティ危機」だ | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
米内戦描く『シビル・ウォー』 ジャーナリズム映画の醍醐味 | 日経BOOKプラス


