去りゆくバイデン、バイデンの4年が終わり近づいてきました。1期目のトランプ政権からバイデン氏へ、民主党政権への移行に期待もしましたが、その期待が裏切られたと感じる4年間でした。
米、「競争に勝ちつつある」 中ロは「弱体化」と外交総括―バイデン氏:時事ドットコム
「米国は世界規模の競争に勝ちつつある、 大統領退任を前にバイデン氏が自身の成果を誇示しているようです。中ロを念頭にして「敵や競争相手は弱体化した」とし、日本やオーストラリアなどとの「同盟関係はここ数十年で最も強固だ」と強調したそうです。
「中国が経済規模において米国を上回ることは決してない」、「プーチンは戦略目標を何一つ達成できていない」と断じたといいます。問題解決が進まずに憎悪を募らせたのでしょうか。結局、1期目のトランプ政権よりも分断を助長させたようにも感じます。
厳しいバイデン大統領の評価
米国で行われた世論調査でもバイデン大統領の評価は厳しいようです。4年間の在任期間中に、米国は後れを取ったと感じていることが多数であることが明らかになったといいます。一方でLGBTQなど性的少数者の問題だけは前進したと評価したそうです。
「バイデン政権下で米国は後れを取った」 退陣する大統領に米国民が厳しい評価 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
政府債務、移民、貧富の格差、経済、世界における米国の地位、犯罪の項目では、回答者の過半数が「後退した」と答えた。また、税金、教育、テロリズム対策、貿易関係、国防、医療、人種問題、インフラストラクチャー、エネルギーに関しても「停滞している」または「前進した」と答えた人より「後退した」と回答した人の方が多かった。気候変動(44%)と黒人の環境(40%)という2つの項目に関しては、「停滞している」と考える国民が多かった。(出所:Forbes)
今ある現実の世界を見れば、米国人の評価がズレていることはなそうです。
論語に学ぶ
斉(せい)一変すれば、魯に至らん。魯一変すれば、道に至らん。(「雍也第六」24)
覇道を貫く強国「斉」がその態度を改め進歩するのなら、魯国のようになれるだろう。その魯国も本当の改革があるならば、王道、道義のある政治が行われる国になれるだろうと孔子はいいました。
米国の政治に進歩があったのなら違う展開もあったのでしょう。しかし、今となってはあとの祭りです。そんな米国に盲目的に追従するのではなく、日本が自ら積極的に変わるべきだったということがよくよく思い知らされます。
停戦合意
イスラエルとイスラム組織ハマスが停戦で合意しました。イスラエルとガザではそれぞれの市民が、抱き合ったり歓声を上げるなどして喜び合う様子が見られたそうです。
バイデン米大統領が自身の功績だと主張し、トランプ次期大統領も先の大統領選で自身が勝利していなければ、今回の合意はなかっただろうと主張したといいます。どうなのでしょうか。互いの功績を称え合ってよさそうなものです。
実際に、トランプ次期政権で中東担当特使に起用される人物が交渉の最後の96時間に参加していたといいます。バイデン政権の高官は、この人物の功績を評価したそうです。バイデン大統領のアプローチが異なるものであればもっと早く合意することができたということなのかもしれません。
まずは停戦合意できてよかったと感じます。これを機会にして、次の時代、世界平和への扉が開くことなればと願わずにはいられません。
「参考文書」
去り行くバイデン政権、「インド太平洋戦略」は尻すぼみ 編集委員 高橋徹 - 日本経済新聞
高齢化が進む米国の政界、老齢の政治家が支配する社会の問題 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
ガザ停戦合意、バイデン氏「自分の提案反映」 トランプ氏も功績主張 | ロイター
極右のイスラエル国家治安相、ガザ停戦同意なら辞任と警告 | ロイター
