インドが来年2月に発表する予算案で、所得税減税を検討しているそうです。日本同様、賃金の伸びがインフレに追いつかず、経済が低迷する中、中間層を支援し、消費を促進するためだといいます。
インド、個人所得税の減税検討 消費拡大へ中間層支援=関係筋 | ロイター
給付や補助に頼る日本とは異なり、消費拡大のために減税をおこなうようです。選挙イヤーだった今年、インドにおいても6月に選挙が実施され、与党が大敗、過半数を割り込むことになりました。選挙結果を真摯に受け止めての政策なのでしょうか。インドの方が経済をよく知っていそうですし、より民主的なのかもしれません。
米国では大統領選で敗北した民主党が再建に向けて動き出しているそうです。「民主党はエリートの党とみなされ、痛烈に非難されている」、選挙結果を真摯に受けとめてのことでしょうか。
米民主「エリートの党」は変われるか 再建は自己否定から - 日本経済新聞
支持基盤が都市部の大卒有権者に偏る「エリートの党」から「大衆政党」に戻ることが課題で、再建は自己否定を伴う険しい道となる。(出所:日本経済新聞)
2025年2月までに新しいトップを選び、敗因の検証と党のあり方の見直しを進めるといいます。
トランプ次期大統領の国家主義的ポピュリズムは「現代版ファシズム」だ。ファシストは他者を責めるが、米国も自国の問題を他者のせいにしている。再分配モデルや社会民主主義の復活が必要だ。(出所:Forbes)
ノーベル経済学賞受賞者が警告する「現代版ファシズム」の脅威 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
バイデン大統領には期待したいものですが、それは大きく外れました。より良い民主的な社会に近づくのかと思いましたが、結果はその逆でした。分断を助長したことが、トランプ2.0を許すことになったのかもしれません。同盟と言って、それに組した岸田前首相も国内外に大きな問題を起こしたといってもよいのではないでしょうか。
論語に学ぶ
君子は矜(きょう)なるも争わず。羣(ぐん)すれど党せず。(「衛霊公第十五」22)
君子は、誇りを持っているが人と争わない。多くの人々と集まって仲良くするが、党派をつくることはないと孔子はいいました。
とかく徒党を組んだりするのが人というもので、政治家においてはそれが顕著なのでしょう。何らの利益が絡めばなおさらのこと。孔子は、人との交流はどろどろとしたものではなく、水のようにさらさらとしたものと考えていたようです。
首相就任から間もなく3カ月をむかえる石破氏。少数与党で綱渡りが続く政権運営に苦悩をにじませ、「なってみて思うけど、普通の閣僚の何倍もしんどい」とぼやいているそうです。
「なってみてしんどい」 石破首相、ぼやき連発―内外情勢調査会講演:時事ドットコム
「新聞を読んだって誰も褒めてくれないし、ネットを見たら本当に悲しくなるし、寝る時間もほとんどないし....」、内外情勢調査会の講演でそう語ったといいます。また、通常国会で予算案が否決されるなら「解散あり得る」と述べたそうです。
「羣すれど党せず」、政局、政権闘争にするのでなく、積極的な議論で難局からの脱出につながるよう努力を尽くしてもらいたいものです。もうそろそろ搾取を終わりにして、自由に自分の才能を伸ばすことができる包摂的な社会を目指すときなのでしょう。 年が明ければ、トランプ2.0が始まるのですからなおさらです。
「参考文書」
石破首相、予算案否決なら「解散あり得る」 不信任可決でも、野党けん制―内外情勢調査会で講演:時事ドットコム
石破政権、少数与党の税・予算 師走の政策決定に変化 ルポ迫真「宙づり国会の石破予算」まとめ読み - 日本経済新聞
税・予算は新年も調整継続 「仕事納めの感じがしない」 宙づり国会の石破予算(3) - 日本経済新聞
「トランプとの交渉は可能だ、悲観するな」 政治学者が解き明かす | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)


