「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

年末恒例の「今年の漢字」、「今年の人」、日本被団協のノーベル平和賞受賞演説

 年末の風物詩「今年の漢字」は「金」となりました。今の世相をよく表していそうです。「カネ」「カネ」「カネ」、政治がもっとクリーンで、公平公正、健全なものであれば、違う漢字が選ばれていたのかもしれません。「裏金」もってのほかです。それに付随しそうな企業・団体「献金」の是非はどうなっていくのでしょうか。「政党交付金」との2重取りとの批判があります。「物価高騰」は続くのに「賃上げ」は思うように進まず依然「実質賃金」は低迷したままです。自民党少数与党に転落し、「手取り」を増やすための議論が活発化し、「年収の壁」にようやく風穴が開くのかもしれません。

 世の中、「金」にまつわる話ばかりです。政治があまりにも酷いからこうなっただけのこと。それにしても政治は変わることを知らないようで、変化の兆しすら見えません。

 

 

 米国では年末恒例のタイム誌の「今年の人」にトランプ次期米大統領を選ばれました。

米誌タイム「今年の人」にトランプ氏、「歴史的な返り咲き」 | ロイター

「歴史的な返り咲き」を果たし、米国の政治と世界における米国の役割に大きな影響を与えたのが理由といいます。1月、大統領にカムバックした後の世界どうなるのでしょうか。半場強制的に変化を強いられそうです。

 欧州ではNATO 北大西洋条約機構のルッテ事務総長が国防費を大幅に増額する必要があると語ったといいます。ロシアの脅威をより強く感じているようです。

NATO、国防費の大幅増強必要 ロシアの脅威に対応=事務総長 | ロイター

 「ロシアは長期的な対立に備えている」と指摘、「戦時体制の心構えに移行し、防衛生産と国防支出を大幅に増強させるときが来た」と述べ、「国防費のGDP 国内総生産比率2%をはるかに超える支出が必要になる」と語ったといいます。また、サイバー攻撃や社会の不安定化を謀る動きなどについても警告し、中国の軍事力増強にも警戒が必要との考えを示したそうです。トランプの米国を考えてのことなのでしょうか。

論語に学ぶ

季康子(きこうし)、政を孔子に問いて曰わく、如(も)し無道を殺して、以て有道を就(な)さば、何如、と。孔子対(こた)て曰わく、子 政を為すに、焉(いずく)んぞ殺(さつ)を用いん。子 善を欲すれば、民 善なり。君子の徳は風なり、小人の徳は草なり。草 之に風を上(くわ)うれば、必らず偃(ふ)す、と。(「顔淵第十二」19)

 季康子が政治について「もし無道な連中を殺してしまって、世の中の正しい規律を完成するというのは、どうだろうか」と孔子に質問しました。「為政者であるなら、どうして「殺」を用いるのですか。善き生き方を欲すれば、人々もまた善となります。為政者の品位は風のようなもの、民衆の品位は草のようなものです。草は風が吹きますれば、草は必ず靡(なび)いて仆(たお)れます」と孔子は言いました。

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 戦争が絶え間なくなっています。それだけ政治家が争いを好んでいるからなのでしょう。戦争を放棄したはずの日本でも、その傾向が感じられるようになっています。国際情勢の変化を理由にして安全保障と言い訳しているようですが。

 

 

 日本原水爆被害者団体協議会日本被団協)へのノーベル平和賞授賞式がノルウェーオスロ市庁舎で行われ、日本被団協の田中熙巳代表委員が受賞演説し、「核も戦争もない世界を共に」と訴えていました。

「核も戦争もない世界を共に」 日本被団協、ノーベル平和賞受賞演説 | 毎日新聞

核抑止論ではなく、核兵器は一発たりとも持ってはいけない」と呼びかけていました。自らの被爆体験を語り、被爆者は「沈黙を強いられ、日本政府からも見放され、孤独と病苦と生活苦、偏見と差別に耐え続けた」と長年の苦節も語っていました。

 また、現下の国際情勢に触れ、「『核のタブー』が壊されようとしていることに限りない口惜しさと憤りを覚える」と警鐘を鳴らし、ただちに発射できる核弾頭が世界に4000発も存在する現状を指摘し、「人類が核兵器で自滅することがないように。核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう」と述べ、演説を締めくくりました。

  改めて日本は憲法の理念を忘れずに平和主義を貫くべきと強く感じました。諸般大人の事情があるにせよ、チエを振り絞って、それを守り、田中さんの言葉ではないですが、核も戦争もない世界を実現するために努力していかなければならないのでしょう。

 カネまみれの自民党政治、カネもないのに国民にさらに税を課し、搾取してまで防衛力を強化しようとする自公の圧政。モヤモヤするばかりです。こんなことをいつまで続けなければならないのでしょうか。

 

「参考文書」

防衛増税、所得税を先送り 自公一致、公明党に慎重論 | 共同通信

【速報】27年1月から「防衛特別所得税」を新設|47NEWS(よんななニュース)

[FT]残忍な独裁崩壊は歓迎だ シリア不安定化懸念でも - 日本経済新聞