「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

謝罪、時の人になったあの人も、少子化進む日本で

 人が暮らす社会なのですから、様々な問題があるものなのでしょうが、それにしても何だかなぁと思うことが増えます。

百田氏「30超えたら子宮摘出」 保守党代表、SFとして発言 | 共同通信

 発言撤回に、謝罪。政治ばかりでなく、経済活動を支える企業活動においても同様のようです。言葉が適切に使われずに炎上騒ぎになるケースが後を絶ち待ちません。

スキマバイトサービス「タイミー」代表取締役謝罪 「ガイアの夜明け」放送前、タイミー広報部長投稿物議― スポニチ Sponichi Annex 芸能

 炎上狙いということはなさそうですが、注目されているスタートアップの広報部長としては迂闊だったといってよさそうです。自らの社会的責任を自覚していないのかもしれません。元々の素養に問題があるのかわかりませんが、いずれにせよ、残念な話です。

 

 

 多様な価値観があってもいいのでしょうが、寛容になりすぎて、何でもありとなっていそうです。

松本人志、年明け復帰…レギュラー番組は7本、来年4月には思い入れ強い大阪万博アンバサダー復活視野 - スポーツ報知

 このままではどんどん無秩序に近づいていくことはないかと心配になります。

論語に学ぶ

徳有る者は、必ず言あり。言有る者は、必ずしも徳有らず。仁者は必ず勇あり。勇者必ずしも仁有らず。(「憲問第十四」4)

 徳ある者、人格の優れた人物ならば、その言葉はきっと優れている。しかし、いいことを言う者が、必ずしも人格に優れているということない。仁者、人格者は、必ず勇気がある。しかし、勇敢な者は、必ずしも人格者であることはないと孔子はいいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 もう少し社会的責務を考えるようになれば、いかがわしい芸人の復帰などありえないのではないでしょうか。ただ数字だけを追いかける無意味さがわかっていないのかもしれません。

 

 

 少子化の流れが止まりそうにありません。今年1年間の出生数が初めて70万人を割る公算が大きくなったといいます。最新の人口動態統計(概数)によれば、2024年上半期(1〜6月)に生まれた赤ちゃんの数は、前年同期比6.3%減少したそうです。価値観の多様化で未婚・晩婚傾向が進んだことなどが少子化に拍車をかけているといいます。

出生数70万人割れの衝撃! ネットで溢れる「子どもはリスク」「子どもは無理ゲー」が示す暗い未来|日刊ゲンダイDIGITAL

 国の存続が危ぶまれます。罰ゲームのような政策ばかりで政府の少子化対策が効果をあげてこなかったようです。

 世の中のことが全くわかっていないのかもしれません。なぜ、なぜ、なぜ、問題の本質をとらえようとする努力が全然足りていないのでしょう。社会システムをもっと人間中心なものとし、個々人の欲求を充足させ、互いに信頼感を高め合うことができるようにしない限り、いつまでたっても成果があがることはないはずです。いずれにせよ、誠実さの問題のような気がします。

 

 

 本日開催される特別国会で石破首相が再び首相に選出されることになるそうです。変化が期待できそうにありません。それにしてもこの国の政治の異常さが気になります。

内容はおおむね事実、申し訳ない=不倫報道で玉木国民民主代表 | ロイター

  時の人になった国民民主党の玉木代表に不倫疑惑が持ち上がり、当人がおおむね事実と認め、陳謝したそうです。衆院選結果を受け「正直浮かれていた面がある」と語ったといいます。不倫は個人の問題なのでしょうけれど、どうなのでしょうか。

「正解のない時代」といわれます。哲学がブームとなるのもわかるような気がします。

 何もかもが狂っていそうですが、ちょっと手をかけて位相を合わせるように努力すれば、それぞれの歯車が正常に動いて正しく機能するようになる気もします。

 

「参考文書」

タイミーの「仕込み」騒動で改めて考えるべき、炎上時の初動対応の重要性(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース

出生数70万人割れの公算 今年上半期33万人、6%減 - 日本経済新聞