「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

気になる米国大統領選、日本はこのままでやっていけるのだろうか

 いよいよ米国大統領選挙です。ハリス、トランプ、どちらが勝利したところで、対立、分断、戦争、そんな世界のトレンドが覆ることはなさそうです。

激戦州が決める世界の未来 消えゆく自由貿易 「もしトラ」で分断加速:日経ビジネス電子版

「もしトラ」にでもなれば、そこに過激化が加わり、また世界の右傾化を助長して、さらに混迷が深まりそうです。こんな世界なのですから、日本は安心して暮らせる国を希求して欲しいものです。わざわざそんなトレンドに参加することもないのでしょう。

 

 

 経済もまた然り。どうあがいたところで、かつての高度成長期ようなの時代が到来することはもうなさそうです。この先は低成長社会が定着していくことになるのではないでしょうか。

 失政続きの経済政策を省み、政治がむやみにちょっかいを出さない方がいいのかもしれません。それよりは、低成長社会のトレンドを先取りして制度の再設計を最優先にして進めるのがこれからの政治の役割なのはずです。将来不安を解消するために社会保障制度、医療や介護制度を拡充させ、少子化対策、防災、そして低い国民負担の実現に力を注いでくれさえすればいいのです。

論語に学ぶ

子貢(しこう)問いて曰わく、一言にして以て終身 之を行なう可き者ありや、と。子曰わく、其れ恕(じょ)か。己の欲せざる所は、人に施すこと勿(なか)れ、と。(「衛霊公第十五」24)

 弟子の子貢が「生涯、行なうべきものを、一字で表せましょうか」と質問しました。孔子は「それは「恕」思いやりか、自分が望まないことは他人にするな」といいました。

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「自分が望まないことは他人にするな」、今の世の中は、孔子の言葉の真逆のようです。

 

 

 投資の世界では、「歪み」が投資の対象になるという金言、黄金律があるそうです。「長い間、安いままで放置されてきたものは、いずれ適正な価格に戻る」ということのようです。それに従えば、「そろそろ日本も適正に戻るターンに入るんじゃないか」と、特に海外の投資家は考えるといいます。

  こうした言葉を信じてみてもよさそうです。本来の姿に近づいていくのかもしれません。そうなれば低成長社会でもありながら高成長する企業も生まれそうです。

 政治が、経済の主体をなす企業活動にちょっかいを出すのがよくないのでしょう。その上、無理に成長を追うからよくない。ろくなことにならないのがもうわかっているのです。

 それよりは在野の有能な人に期待したほうがよさそうです。その期待が求められる人格の優れた有能な人材を育てることにもつながりそうな気がします。

 

「参考文書」

黒人女性べーデノック氏勝利 再建険しく、右傾化必至―英保守党首選:時事ドットコム

誰がアメリカ大統領でも日本は前に進もう スプツニ子!氏 多様性 私の視点(アーティスト) - 日本経済新聞

芥川賞作家・金原ひとみが問う「君たちはどう生きるか」。自由に生きられない日本人へ | Business Insider Japan

財源なきトンデモ社会保障論、正論いわぬ与党にも責任 次の国づくり②社会保障 高久玲音・一橋大教授 - 日本経済新聞