衆院選が終わり、自公が大敗しました。渦中の裏金議員たちは明暗を分けたようです。一夜明けその戦いぶりが報道されていました。
【衆院選】「丸川落選」トレンド入り 落選確実でX「助けてほしいのは国民」手厳しい声相次ぐ - 社会 : 日刊スポーツ
こんな議員たちが政治の中枢にいたのですからこの国がダメになったのは当然なのでしょう。
立憲、国民が躍進しました。SNSをうまく活用し国民民主党は議席を4倍にし、代表を務める玉木氏が瞬く間に「時の人」になり、メディアへの露出が増加中のようです。
国民・玉木雄一郎代表「ポストはいりませんので、ぜひ掲げた政策を」「アップデートする局面」 - 芸能 : 日刊スポーツ
首班指名のキーパーソンでもあるようです。これが機会となって、新しい政治のカタチができればいいのかもしれません。一強によって政策が決定されるのでなく、みなで協議し、譲ることは譲って最善の政策が選択されるような政治へと移り変わって欲しいものです。
一方、石破首相は続投する意向を表明しました。「わが自民党は心底から反省し生まれ変わっていかなければなりません」と述べ、「政治とカネ」の問題については身内の論理や党内の理屈だと、国民の皆様から思われていることを今後は一切排除し、党内改革を厳しく進めると語っていました。
石破首相、続投の意向 自民党が「心底から反省し生まれ変わる」必要強調 - BBCニュース
また「国政の停滞」は許されないとし、政治改革や経済対策などの課題に先頭に立って取り組み、国民生活や日本を守ることで、職責を果たしていく」とも語り、日本創生を実現していくと表明しました。
論語に学ぶ
之を知る者は、之を好む者に如(し)からず。之を好む者は、之を楽しむ者に如からず。(「雍也第六」20)
「知」は認識、「好」は傾斜、関心、「楽」はその中に入ってあるいはそれと一体化して安住する。最初の二段階を経て、第三段階の安らぎの理想境に達することができるようです。「之」とは「道」とか「学問」のことだけを指すのではなく、おおよそのものごとととってよさそうです。
「知る」や「好む」を軽んじていたのが日本社会のなのかもしれません。政治も経済も何においても、それを軽視するばかりに社会が動かなくなったような気がします。もっと違った知識を知り、選択をして新しい経験を求めるようになれば、悪いループからもっと早く脱していたのかもしれません。
人は往々にして安定や安らぎを求めるところがあります。しかし、いきなり理想を手にすることはできません。何事も漸次完成に近づいていくものなのでしょう。それゆえ「知」「好」をもっと大切にしろいうことなのかもしれません。またそれが変化に対応する力を育むことにもなりそうです。
さて石破首相の続投意向はどうなのでしょうか。ほんとうに党内論理を排して政治改革などの課題を進めることができるのでしょうか。疑念を感じたりします。
与党大敗、求められる「ゴリラ型リーダー」 識者の見方 - 日本経済新聞
改革を適正に進めるためにも、新たな「知」を求めることは避けられないのでしょう。それがきっかけとなって政界再編にもつながればいいのかもしれません。よりよい日本に一歩近づけていくためにも.....
「参考文書」
国民民主党・玉木雄一郎代表「良い政策には協力」 部分連合否定せず - 日本経済新聞
維新・吉村氏「野党で一人負け」 政権参画、新代表の下で判断 | 共同通信
石破首相「職責果たす」 衆院選大敗も続投表明 写真13枚 国際ニュース:AFPBB News
【動画】石破首相、重ねて続投表明 衆院選で与党過半数割れ「心底反省」「先頭に立って政治改革」 - 産経ニュース