「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

猛暑、円安、節約志向の夏休み、強化される政府のインバウンド施策

 物価高や円安により消費者の節約志向が強まり、今年の夏は長距離移動を抑え、近場で過ごす傾向になりそうだといいます。企業の大幅な賃上げや定額減税にもかかわらず、夏休みの予算総額は前年より減じて平均5万8561円という調査結果が発表されました。

夏休み予算微減、平均5.8万円 物価高・円安で節約志向(日本経済新聞)

「物価高・円安だから」、「給料が増えないから」、「電気代・ガス代が上がるから」などが理由に上がっています。海外旅行は円安で高嶺の花、国内旅行は宿泊費が高騰していることもあり、予算を増やさなければならず、間近に迫った夏休みの過ごし方が影響を受けているようです。

 

 

 歴史的な円安水準に、政府施策も加わってインバウンドは大いに盛り上がり、外国人観光客がどっと押し寄せ、オーバーツーリズム問題も生じています。その陰で円安に耐え、せっかくの夏休みを節約志向で十分に楽しめなくなっている現実もあるようです。

円安

 様々な専門家たちがこの歴史的円安の正体を明かそうと分析、研究しているようです。

円相場は「まだ高過ぎる」◆生産性からみた適正水準は1ドル=188円(元外資系証券チーフFXストラテジスト・梅本徹):時事ドットコム

円安誘導政策を進めたにもかかわらず、一向に経済状況は上向かず、かえって構造的な問題を抱えるようになってネガティブループにはまり、いまだにそこから抜け出ることができずにいるということのようです。

 政府が、2024年度の消費者物価指数を前年度比で2.8%上昇するとの試算を示したそうです。最近の円安基調を反映し、1月に閣議決定した前回見通しから0.3ポイント引き上げたといいます。

物価上昇24年度2.8%予測 円安で引き上げ、内閣府試算 | 共同通信

 実質GDP成長率は、0.4ポイント減の0.9%増。円安による輸入物価の押し上げが続き、一段と家計の重荷になり、低迷する個人消費に打撃となるとの予測のようです。

 専門家たちがせっかく分析してくれているのに、それも活かされることなく、政府も企業も無策なのままということなのでしょうか。我慢・忍耐を強いられる日々が続きそうです。

 

 

論語に学ぶ

子 罕(まれ)に利を言うとき、命(めい)と与(とも)に、仁と与にす。(「子罕第九」1)

 孔子もときたま「利」に言及するが、その場合には必ず「命」あるいは「仁」と与にした。

dsupplying.hatenadiary.jp

 政治に志せば、「利」を避けることはできないといいます。「命」、使命、運命、天命を意味し、「仁」は人間愛を意味する言葉です。これらがないがしろになって、政治をもてあそんでいるだけの様にも見えます。

 

 

 政府は全国に全ての国立公園に、高級リゾートホテルを誘致する事業を実施する方針を固めたそうです。地方を訪れる外国人観光客を増やすためだといいます。

独自・岸田総理19日表明 国立公園に高級リゾートホテル誘致へ|テレ東BIZ(テレビ東京ビジネスオンデマンド)

 否定するようなことではないのかもしれませんが、批判されるべき内容なのでしょう。優先順位を違えているとしかいいようがありません。「命」「仁」を身に着けた人であれば、こうしたことを平然とやれることもないのでしょう。自民一択政治の限界に思えてなりません。

 こうしたままならない社会で生きていかねばならないのが今の日本なのでしょうか。個人の頑張りでカバーしていくないのでは辛すぎることでもあります。

 

 

「参考文書」

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