「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

騒がしい朝、早口でまくしたてるアナウンサー、国の危機

 

 騒がしい朝です。テレビをみれば、多くの番組でアナウンサーが早口でまくしたて、不安を煽っているようでした。冷静な対応をお願いしたいものです。政府の情報の発信に問題があるのかもしれませんが。それよりは今日の天気と沖縄に近づいている大型の台風の方が気がかりで心配です。

失態続き

 それにしても日々、不適切なこと、問題が増えているようです。

 マイナンバーカード関連の問題も尾を引いています。マイナポイントが別の人に付与されていた問題について、河野デジタル相が問題を認識したのが5月に入ってからだったことが明らかになりました。

河野デジタル相、5月に認識 マイナポイント付与ミス―参院委:時事ドットコム

 記事によれば、昨年8月、総務省に初めて報告があったそうですが、実務者レベルでの情報共有にとどまっていたといいます。総務省が報告を受けた後、デジタル庁を含め関係省庁の担当者らで対策に当たったが、河野氏ら同庁幹部に報告はなかったそうです。

 問題の認識、危機管理のあり方の問題といっていいのでしょうか。それにしても、失態続きです。

 

 

論語に学ぶ

吾(われ)嘗(かつ)て終日食らわず、終夜寝(い)ねず、以て思うも益無し。学ぶに如(し)かざるなり。(「衛霊公第十五」31)

「私は、一日中食べることもせず、一晩中眠ることもせず、ひたすらに思い、考え続けたが、得ることがなかった。それよりは、学習することだ」と孔子がいいました。

dsupplying.hatenadiary.jp

 官僚も政治家も、色々考えては、よからぬことを想像してしまうのでしょうか。それが知恵によって整理にされないために、暴走しているように見えます。知恵を得るためには、学習して、身につけるしかありませんが、ただ学んだとしても、知恵を得ることはありません。知識の使い方を知らないということなのかもしれません。

「知恵」とは、物事の道理を判断し処理していく心の働きのことをいい、物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力と意味します。

 

 

 岸田首相が首相秘書官を務める長男翔太郎氏を交代させると発表し、事実上の更迭とされていますが、やはり疑問に感じます。もっと適切な対応があったように思います。そもそも論もあるのでしょうが、任官してしまいました。それによって生じた現実もあるので、それに相応しい対応があるのではないでしょうか。

岸田首相の認識甘さ指摘 長男秘書官更迭に田崎史郎氏「官邸病。世の中がどうみてるか疎い」 - 芸能 : 日刊スポーツ

 見方によって、息子を見殺しにして、自身の保身と政権の延命を図ったように見えます。家庭を重んじる保守政党の領袖の行動ではないように思えます。もっと違ったけじめのつけ方をすれば、批判の内容も変わったのでしょう。自身の任命責任も明らかにして、給与返納などがあってもいいのではないでしょうか。

 過ちは少ないことがいいのでしょうが、人間誰しも過ちは犯すものです。そんなときに父親らしく、また公人としての振舞いはこうだよねと思えるような対応をして欲しかったものです。元々センスがないから、そう求めることは無理なことなのでしょう。

「危機に対する認識が決定的に甘い」と政治評論家の田崎氏が指摘しています。「総理官邸、秘書官、執務室の近くにいる人たちは問題だと思ってなかった。いわゆる官邸病だと思う。世の中、世間がどう見てるかに対して疎くなってる」といいます。

 ここ最近、人間味あふれる知識人たちが日本脱出を勧めるようになっています。それもわかるようになってきました。だいぶ怪しくなってきました。