「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

日本人の受賞に沸くカンヌ映画祭、気になる作品

 

フランスのカンヌ映画祭で、役所広司さんが最優秀男優賞を受賞しました。作品は「PERFECT DAYS」。また、是枝裕和監督の「怪物」が脚本賞を受賞しましたそうです。どんな映画なのかと気になります。

「PERFECT DAYS」、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた長編映画で、清掃員の平山という男を主人公に、日々の小さな揺らぎを丁寧に映し出しているそうです。ベンダース監督が渋谷区のトイレ改修計画「THE TOKYO TOILETプロジェクト」の一環として製作した映画といいます。

映画『パーフェクト・デイズ(原題)』役所広司がカンヌ映画祭で男優賞、公共トイレ清掃員の日々を描く - ファッションプレス

 東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。彼は淡々と過ぎていく日々に満足している。毎日を同じように繰り返しているように見えるが、彼にとってはそうではなかった。毎日はつねに新鮮な小さな歓びに満ちていた。まるで風に揺れる木のような人生である。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読み耽るのが、歓びである。いつも持ち歩く小さなフィルムのカメラで木々を撮る。彼は木が好きだった。自分を重ねているのかもしれない。あるとき彼は、思いがけない再会をする。それが彼の過去にすこしづつ光をあてていく。(出所:ファッションプレス

 日本での公開は未定といいます。現代社会を映し出しているのでしょうか。ちょっと気になります。

 

 

 その役所広司さんが主演を務める 映画「銀河鉄道の父」が現在公開されているそうです。

 小説家 門井慶喜直木賞受賞作「銀河鉄道の父」を映画化したもので、宮沢賢治の父である政次郎を主人公に家族愛をつづったものだといいます。

映画『銀河鉄道の父』公式サイト | 絶賛上映中!

あらすじ:岩手県で質屋を営む宮沢政次郎(役所広司)の長男・賢治(菅田将暉)は家業を継ぐ立場でありながら、適当な理由をつけてはそれを拒んでいた。学校卒業後は農業大学への進学や人工宝石の製造、宗教への傾倒と我が道を突き進む賢治に対し、政次郎は厳格な父親であろうと努めるもつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシ(森七菜)の病気をきっかけに筆を執る賢治だったが……。(出所:好書好日

 久々に映画に興味を感じるようになります。あまりにも現在に閉塞感を感じたりするからでしょうか。

 

 

論語に学ぶ

道に志し、徳に拠り、仁に依り、芸に遊ぶ。(「述而第七」6)

「芸」、修練を通して身につけた技能や技術、わざ、学問のことをいいます。

「芸は身を助ける」ともいいます。その芸で楽しい時間を過ごせるようになれば、遊びに近づくということでしょうか。

dsupplying.hatenadiary.jp

「映画祭の熱気と熱狂を見て映画の力を感じ頑張っていこうと誓ったのがカンヌ映画祭でした」と話す役所広司さんの声を聞くと、そんなことも感じます。

映画「銀河鉄道の父」主演・役所広司さんインタビュー 「賢治とは親子を超えた運命的な出会いだった」|好書好日

 また、「いままでどおり、日本映画で一つ一つ大切に自分の仕事をしていきたい。是枝さんらアジアの監督が高い評価を受けていて、アジア人どうしで力を合わせればアジアの映画が力強くなっていくと思います。そういうものに積極的に参加したい」と、今後の意気込みも語っています。

 

 

 一方、首相秘書官を務める岸田首相の長男の行動が話題になっています。「異次元の親バカ」とも報じられています。また、マイナンバーカードの問題報道が続き、多くの人たちに不安を与えているようです。

 世襲国家である北朝鮮から人工衛星の打ち上げに伴う危険区域の設定連絡を受け、政府がまた危機感を煽っています。ほとほと嫌になりますし、がっかりします。

「仕事は遊びじゃない」と言います。 孔子のいうように遊ぶことができるようになればいいのでしょうが、どうも、政府の方は、間違った道に志し、徳も仁もなく、好き勝手に仕事しているようにしか見えません。悪い例を今の目の当たりにしているようです。

 

「参考文書」

役所広司さん カンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞 日本人2人目 | NHK | エンタメ

パーフェクトデイズ - ひとシネマ