来年のパリ五輪では新しい競技として「ブレイキン」が採用され、日本人の活躍が期待されているそうです。
昨日、そのブレイキンの日本一を決める「全日本ブレイキン選手権」が行われました。
ブレイキンってどんなスポーツ? | THE BREAKING | NHK
ついつい放送を見ては刺激を受けてしまいます。
夏冬問わずオリンピックで新たな競技が次々と採用され、日本人が活躍する姿を見ては感動します。
3月にはWBC ワールド・ベースボール・クラシックが始まり、大谷選手やダルビッシュ選手などの活躍が楽しみです。
世界で活躍する日本人たち
世界3大映画祭の1つ、ドイツのベルリン国際映画祭が開幕し、新海誠監督のアニメーション映画「すずめの戸締まり」が、最高賞にあたる「金熊賞」にノミネートされているといいます。
ベルリン国際映画祭開幕「すずめの戸締まり」が「金熊賞」競う | NHK | エンタメ
日本のアニメ映画がコンペティション部門にノミネートされるのは2002年に「金熊賞」を受賞した宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」以来、21年ぶりのことといいます。
世界で活躍する日本人がスポーツばかりでなく、文化面においても同様なようです。
一方で、ビジネス方面はどうなのでしょうか。世界的に注目される人がいないということはないのでしょうが、今ひとつ、インパクトに欠けるところがあるのでしょうか。
世界的な競争に打ち勝つ秘訣が、異分野かもしれませんが、スポーツや文化の世界の中にありそうながします。才能に左右される面はあるのかもしれませんが、それだけであれば、これだけ多くの人が活躍することもないのではないでしょうか。
天才でなくても
先月の卓球全日本選手権で、早田ひな選手が、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスを制して、女子史上4人目の3冠を達成しました。強豪ぞろいの女子卓球界にあっての栄冠に感動しました。
【卓球】早田ひな「私は天才ではないので…チームひなに恩返しできた」/涙の3冠一問一答 - 卓球 : 日刊スポーツ
3冠達成後のインタビューで早田選手は、「天才ではないので、技術、メンタル、体のケア…努力しないと身に付かない」と述べ、「日ごろから皆さん、本当にお父さん、お母さんを含めて、大輔先生、チームひなのみんなが支えてくれて、私はここにいることができる」と感謝の言葉を口にしました。
目標を設定し、必要なスキルを分析して、努力してそれを身につけるから、目標に近づくというシンプルな法則に従っているだけなのでしょうか。逆に言えば、こうしたシンプルな法則に徹することができる人が天才なのかもしれません。
論語に学ぶ
位無きを患えず。立つ所以を患う。己を知る莫(な)きを患えず。知る可(べ)きを為さんことを求む。(「里仁第四」14)
自分が活躍する地位がないといって嘆かない。自分が世に出るだけの理由や実力を知り、反省する。自分の才能や実力を知る人がいないといって嘆かない。こちらが知るべきことをなすようでありたいと意味します。
「求め為せば」、善きあり方を求め、学び、努力を実行していれば、「知るべし」、きっと人はあなたのことを知るようになるともいわれています。
これだけ多くの好例があるのですから、こうした人たちを模倣し、グローバルに活躍できる人材が育って欲しいものです。
「参考文書」
ブレイキン全日本 男子はShigekixが3連覇 女子はAYUMIが2連覇 | NHK | ブレイキン