子曰わく、教え有りて類無し。(「衛霊公第十五」39)
(解説)
孔子の教え。「教育によって、人間の区別がなくなるのだ」。(論語 加地伸行)
教育者孔子の基本とするところであろうか。
「述而第七」8では、孔子は教育の基本方針を示し、自発性の重要性を説く。
その孔子は、「文、行、忠、信」をもって教えるという(「述而第七」24)。
その孔子も、知を探求し、それを深化させ、人に教えていく。
一方で、「学び」に対するコツも教える。
「泰伯第八」17では、「学は及ばざるが如くせよ。猶(なお)之を失わんことを恐れよ」と学ぶ者としての心構えを説く。
学びて思わざれば、則ち罔(くら)し。思いて学ばれば、則ち殆(まど)う(「為政第二」15)
教え有りて類無し
「学」とは、書物や人からの「教え」によって習い知ること。
思うばかりで、「学」に照らし合わせなければ、まどいが生じる。
教育者も、学習者も心得ておくべきことなのだろう。
(参考文献)

