「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【君子は言を以て人を挙げず。人を以て言を廃せず】Vol.401

 

子曰わく、君子は言を以て人を挙げず。人を以て言を廃せず(「衛霊公第十五」23)

 

(解説)

孔子の教え。「君子 教養人は、相手の意見だけで、その人物を抜擢することはしない。あんな人物だからといって、その意見を無視することはしない」。論語 加地伸行

 

 「先進第十一」19で、論 篤(とく)なるのみに是れ与(くみ)せば、君子者か、色荘者か、と、孔子はいう。

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「顔淵第十二」20では、夫(そ)れ達なる者は、質直(しつちょく)にして義を好み、言を察して色を観(み)、慮(おもんぱか)って以て人に下ると、孔子はいい、「達」と「聞」の違いを指摘した。

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 ここ最近、倫理規定に反する官僚が多い。人物を見ずして、抜擢されているのだろうか。抜擢された官僚の資質の問題なのだろうか、それとも抜擢した人にシャープアイ 慧眼がないということなのだろうか。 

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 (参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

 
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫