子曰わく、人 遠慮無ければ、必ず近憂(きんゆう)有り。(「衛霊公第十五」12)
(解説)
孔子の教え。「人たる者は、遠くまで見通しての配慮がなければ、きっと近く心配ごとが起こる」。(論語 加地伸行)
「遠き慮りなければ必ず近き憂いあり」、遠い将来のことまで考えずに目先のことばかり考えていると、近いうちに必ず困ったことが起こる。
「関連文書」
「遠慮無ければ、必ず近憂有り」
オリンピック開催の是非に揺れる。オリンピックを見送ると考えてもよいのかもしれない。一方で、早くコロナ渦から脱したいと願いながら、それを脱せないことが不思議でならない。
「遠慮無ければ、必ず近憂有り」
目先のことばかりで、先々のことからこのコロナ渦からどう脱するかは考えられていないから、いつまでも波が繰り返しやってきているのかもしれない。
(参考文献)