「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【上 礼を好めば、則ち民 使い易し】 Vol.375

 

子曰わく、上(かみ) 礼を好めば、則ち民 使い易し。(「憲問第十四」41)

 

(解説)

孔子の教え。「為政者に規範を守る道徳性があれば、民はそれに感化されるので、指導しやすくなる」。論語 加地伸行

 

子路第十三」4では、孔子は樊遅に、 

「上(かみ)礼を好めば、則ち民は敢(あ)えて敬せざること莫(な)し」

といい、「上 義を好めば」と続け、そうあれば、

「則ち四方の民、其の子を襁負(きょうふ)して至らん」という。

dsupplying.hatenadiary.jp

 

「顔淵第十二」19で、孔子は、

君子の徳は風なり、小人の徳は草なり。

草 之に風を上(くわ)うれば、必らず偃(ふ)す

という。

dsupplying.hatenadiary.jp

 

上 礼を好めば、則ち民 使い易し

論語と算盤」の著者渋沢栄一を主人公にしたNHK大河ドラマ「青天を衝け」が始まった。子ども時代の栄一に父 市郎右衛門が、

「人の上に立つ者は皆、上(かみ)だ。上に立つものは下(しも)の者への責任がある」と教える。 

 

  

「関連文書」

dsupplying.hatenadiary.jp

 

dsupplying.hatenadiary.jp

 

dsupplying.hatenadiary.jp

 

 (参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

 
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫