「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【回や我を助くる者に非ず。吾が言に於いて、説かざる所無し】 Vol.260

 

子曰わく、回や我を助くる者に非(あら)ず。吾が言に於いて、説かざる所無し。(「先進第十一」4)

 

  (解説)

孔子の回想。回(顔淵)は私に益をもたらすことはなかった。私の発言に対して、理解しないことはなかった」論語 加地伸行

 

  加地は、議論においてその内容を発展させるという形での益を指摘する。「説」は「解く」と「悦ぶ」とする説がある。加地は前者の「解く」を採用する。

 

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(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)