「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【大廟に入りて、事毎に問う】 Vol.251

 

 大廟に入りて、事毎に問う。 (「郷党第十」15)

 

  (解説)

「大廟での祭式において、事ごとに長上の経験者にたずねられた。」論語 加地伸行

 

 

 八佾第三 十五で、同じ「子太廟に入りて、事毎(ことごと)に問う」がある。

「或るひと曰わく、孰(たれ)か鄹人(すうひと)の子礼を知ると謂えるか。太廟に入りて、事毎に問う、と。子之を聞きて曰わく、是礼なり、と」。

 

孔子は大廟での祭式において、事ごとに長上の経験者にたずねられた。これを見て、ある人がこう謗った。「あの鄹野郎、礼の先生と誰が言ったのよ。大廟ではなんでもかんでも人に聞いてたぜ」と。この話が孔子に伝わると、こうおっしゃった。「知っていても過ちのないように確かめる。それが礼なのである」と。」

 

dsupplying.hatenadiary.jp

   

(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

  
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫