「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

未来はすべて次なる世代のためにある

【其の進むを見るも、未だ其の止むを見ざりき】 Vol.227

 

 子 顔淵を謂う。曰わく、惜しいかな。吾 其の進むを見るも、未だ其の止むを見ざりき、と。(「子罕第九」21)

 

  (解説)

孔子が顔淵ついて回想された。惜しいことであった。彼の進歩、努力はいつも見ていたが、停止、怠惰は見ることがなかった、と。」論語 加地伸行

   

「顔淵」、姓は顔、名が回、字名が子淵。魯の国のひと。孔門十哲の一人、孔子最愛の弟子とされる。好学の士。

 孔子より30歳年少で、孔子61歳のとき、32歳で亡くなったという。これが通説だが、孔子71歳のとき、41歳で死んだという説もあるという。加地は29歳で亡くなった説を採用し、すべて白髪だったという。

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(参考文献)  

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)

  
論語 (ちくま文庫)

論語 (ちくま文庫)

  • 作者:桑原 武夫
  • 発売日: 1985/12/01
  • メディア: 文庫