「論語を現代に活かす」 時代を超えて読まれた名著

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親孝行について④ やさしさとは【 子夏孝を問う。子曰わく、色難し】 Vol.29

 

 親孝行について

   

 子夏孝を問う。子曰わく、色難し。事あれば、弟子其の労を服す。酒食あれば、先生に饌(せん)す。曾(かつ)て是を以て孝と為さんや、と。(「為政第二」8)

  

(意味)

「子夏が孝の意味をおたずねしたところ、孔子はこうお答えになられた。「父母に接するときに優しくーこれが難しい。なにか仕事があれば、弟子が先生のために働く。食事のときには先生に差しあげる。その調子で父母に接したとて、それで親孝行と言えるだろうか。」(論語 加地伸行

 

 色難し、加地は色をやさしさと訳し、これが難しいといっている。

 そう思うことも多々ある。

 

 親孝行について②~③を読み返してみるのもよいかもしれぬ。

 私は、親孝行について②がわかりやすかった。

 

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(参考文献) 

論語 増補版 (講談社学術文庫)

論語 増補版 (講談社学術文庫)